Sippied Column · 2026-06-27
ビールの種類一覧:ラガーとエールの違いと主要スタイルの特徴
ビールはラガーとエールという大きな区分に分かれます。発酵方式の違いと、代表的なスタイルごとの特徴を整理しました。
ビールはなぜ種類が多いのか
ビールは世界中で製造されており、スタイル(様式)と呼ばれる分類が数十種類以上存在します。この多様性は、使用する酵母・原料・製造地域・歴史的背景の違いによるものです。まず大きな分類を理解すると、個別のスタイルが整理しやすくなります。
ラガーとエールの根本的な違い
ビールは発酵に使う酵母の種類によって大きく二つに分かれます。
ラガー(Lager)は下面発酵酵母を使います。低温(5〜10℃程度)でゆっくり発酵させる方式で、酵母が液体の下部に沈むことから「下面発酵」と呼ばれます。発酵・熟成に時間がかかりますが、クリアな仕上がりになりやすいとされます。
エール(Ale)は上面発酵酵母を使います。比較的高温(15〜25℃程度)で短期間に発酵が進み、酵母が液体上部に浮く特性があります。フルーティーな香りや複雑な風味が出やすいとされています。
代表的なラガーのスタイル
- ピルスナー(Pilsner): チェコ発祥のスタイルで、ホップの苦みと淡色のすっきりした印象が特徴とされます。日本の大手メーカーのビールの多くがこのスタイルをベースにしているとされています。
- ヘレス(Helles): ドイツ・バイエルン地方のスタイルで、ピルスナーよりも苦みが控えめで甘みがあるとされます。
- ドンケル(Dunkel): ドイツの黒ビール系ラガー。麦芽のロースト由来の風味を持つとされます。
代表的なエールのスタイル
- ペールエール(Pale Ale): 比較的明るい色と穏やかなホップ感が特徴とされる定番スタイル。クラフトビールの入門として選ばれることも多いです。
- IPA(India Pale Ale): 強いホップの苦みとアロマが特徴とされるスタイル。詳しくは別記事で取り上げています。
- スタウト(Stout): ローストした麦芽を使った黒ビール。コーヒーやチョコレートのような風味があるとされます。アイルランドのギネスが世界的に知られています。
- ヴァイツェン(Weizen): 小麦麦芽を多く使ったドイツ南部のエール。バナナやクローブのような香りが出やすいとされます。
第三のビールや発泡酒との違い
日本では酒税法の区分により、麦芽比率や原料によって「ビール」「発泡酒」「第三のビール(新ジャンル)」と分類されます。一般的にはビールの麦芽比率が最も高く、価格に反映されます。
記録で自分の好みのスタイルを探す
多様なスタイルを飲み比べる際、記録を残しておくと自分の傾向が見えてきます。Sippiedでは銘柄・日付・印象を記録できます。
関連する銘柄をチェック
記録のついでに、こうした銘柄から試してみるのも一つの手です。気になったものは Sippied に残しておくと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。
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