Sippied Column · 2026-06-27
本格焼酎(乙類)と甲類焼酎の違いをわかりやすく整理する
焼酎には甲類と乙類(本格焼酎)があり、蒸留方式や原料の扱いが異なります。それぞれの製法上の特徴と用途の違いを整理しました。
焼酎は法律で二種類に分類される
日本の酒税法では、焼酎は「甲類」と「乙類」に分類されています。この分類は製造方法の違いに基づいており、原料の種類や風味の傾向にも影響します。スーパーや酒販店でラベルを見ると「本格焼酎」または「焼酎甲類」と記載されているので、確認できます。
甲類焼酎とは
甲類焼酎は「連続式蒸留」という方式で製造されます。連続式蒸留は複数の蒸留工程を繰り返すことで、高純度のアルコールを得る方法です。
この製法では原料由来の香気成分が取り除かれやすく、無色透明でクセのない風味になる傾向があります。アルコール度数は36度未満とされています。
使用原料は廃糖蜜(サトウキビの絞り粕)やトウモロコシなどが多く、コスト面から大量生産に向いているとされます。チューハイやサワーのベースとして広く使われるほか、梅酒などの果実酒の仕込み用としても流通しています。
乙類焼酎(本格焼酎)とは
乙類焼酎は「単式蒸留」で製造されます。単式蒸留は一回ごとに蒸留するシンプルな方式で、原料の風味成分が残りやすいのが特徴です。アルコール度数は45度以下とされています。
「本格焼酎」という名称は、乙類焼酎の通称として業界団体が使い始めたもので、現在は酒税法の表示上も認められています。
主な原料はサツマイモ(芋焼酎)・大麦(麦焼酎)・米(米焼酎)・そば・黒糖などで、原料の個性が風味に反映されやすいとされます。
甲乙混和焼酎という分類もある
甲類と乙類を混合した「甲乙混和焼酎」「乙甲混和焼酎」という分類もあります。混合比率によって呼称が変わり、甲類が50%以上なら甲乙混和、乙類が50%以上なら乙甲混和とされます。
甲乙混和焼酎は乙類の風味を持ちながら価格を抑えやすいため、一定の需要があります。
用途で選ぶ視点
甲類は風味への影響が少ないため、割り材を合わせる飲み方や、梅酒・果実酒の仕込みに向いているとされます。乙類(本格焼酎)は原料の個性を楽しむことに重きが置かれやすく、お湯割りや水割りなど焼酎そのものを味わう飲み方と合わせられることが多いです。
どちらが優れているという序列はなく、用途や好みに応じて使い分けるものとして捉えられています。
ラベルで確認できる情報
購入時はラベルに「本格焼酎」または「焼酎甲類」の記載があるので、見分けることができます。また原料や産地も記載されていることが多く、選ぶ際の参考になります。
銘柄ごとの分類や印象を記録しておくと、次の選択がしやすくなります。Sippiedでは銘柄・日付・印象をまとめて記録できます。
関連する銘柄をチェック
記録のついでに、こうした銘柄から試してみるのも一つの手です。気になったものは Sippied に残しておくと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。
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