Sippied Column · 2026-06-27
スパークリングワインの種類とシャンパンとの違い
シャンパン、プロセッコ、カバなどスパークリングワインの主な種類と、それぞれの製法・産地・価格帯の違いを解説します。
シャンパンはスパークリングワインの一種
「シャンパン」という言葉は「発泡性のワイン全般」を指すように使われることがありますが、正確にはフランスのシャンパーニュ地方で定められた規定に従って造られたスパークリングワインのみが「シャンパン(シャンパーニュ)」と名乗れます。
つまりシャンパンはスパークリングワインの中の一カテゴリであり、フランス産であっても他の地域で造られた発泡性ワインはシャンパンとは呼べません。
スパークリングワインの主な製法
シャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)
瓶の中で二次発酵を行う製法で、酵母との接触によって細かく持続する泡が生まれるとされています。製造に手間とコストがかかるため、高価格帯の製品に多く用いられます。シャンパンはこの方式が義務付けられています。
シャルマ方式(タンク内二次発酵)
タンク内で二次発酵させてから瓶詰めする製法です。大量生産に向いており、コストが低く抑えられることから手頃な価格帯のスパークリングワインに多く使われます。イタリアのプロセッコはこの方式が一般的です。
カーボネーション方式(炭酸ガス注入)
ワインに炭酸ガスを直接注入する方式です。製造コストが最も低く、最も手頃な価格帯の発泡性ワインに使われます。泡の持続性は他の方式より低い傾向があるとされています。
代表的なスパークリングワインの種類
シャンパン(フランス・シャンパーニュ地方)
シャルドネ・ピノ・ノワール・ピノ・ムニエを主体とした品種で造られます。AOCの規定により製法・品種・熟成期間などが厳密に定められています。ノンヴィンテージ(NV)のものが流通量の多くを占め、複数年のワインをブレンドすることでスタイルの安定を図るとされています。
カバ(スペイン・主にカタルーニャ地方)
スペイン産のスパークリングワインで、シャンパーニュ方式で造られます。使用品種はマカベオやパレリャーダなど地元品種が中心です。シャンパンより手頃な価格で瓶内二次発酵の製品を選べる点が特徴として挙げられます。
プロセッコ(イタリア・ヴェネト州等)
グレーラ種を主体としたイタリアのスパークリングワインで、シャルマ方式が一般的です。柔らかい泡と果実の風味が特徴として知られており、比較的手頃な価格帯の製品が多く流通しています。
ゼクト(ドイツ)
ドイツのスパークリングワインの総称です。リースリングなどのドイツ品種を使ったものから国際品種を使ったものまで幅広く、品質基準は製品によって異なります。
その他の地域の発泡性ワイン
フランスでシャンパーニュ以外の地域で造られる発泡性ワインは「クレマン」と呼ばれます。アルザスクレマン・ブルゴーニュクレマンなどがあり、価格はシャンパンより抑えられていることが多いです。
甘辛の表記について
スパークリングワインのラベルには甘辛を示す表記があります。「ブリュット(Brut)」は辛口を意味し、「エクストラ・ブリュット」はさらに糖分が少ないタイプです。「セック(Sec)」「ドゥー(Doux)」は甘みが増すにつれた表記です。購入時の目安になります。
飲んだスパークリングワインを記録する
製法や産地が異なるスパークリングワインを試したとき、種類・価格帯・印象をSippiedに記録しておくと比較がしやすくなります。ワインの保存方法についてはこちらも参照してください。
関連する銘柄をチェック
記録のついでに、こうした銘柄から試してみるのも一つの手です。気になったものは Sippied に残しておくと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。
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